筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)で辛い日々…でも社会復帰したい!

20年以上にわたり筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群と闘いながら考えたことを整理しています。時折ひとりごと…

アメリカの家探し

アメリミシガン州にて)

 賃貸物件を探しました。

郊外の戸建てなら多少の選択肢はありそうですが、「車ではなく徒歩で生活したい(少し調子のいい時にお散歩したい)」「冬の雪かきが大変」などの理由でダウンタウンの集合住宅が希望です。

 

集合住宅(日本における「アパート」「マンション」のイメージ)には大きく2種類あり、1つはコンド(condominium)、もう1つはアパート(apartment)と呼ぶようです。

コンドは各部屋ごとを別のオーナーが購入している物件で、アパートは全部屋を同一の管理会社が管理しています。

 

アパートは管理会社の人が基本的に物件に常駐し、空き状況や契約条件などを一元管理していますし、契約書も「定型フォーム」があるので庶務的な手続きは相対的に「楽」といえます。しかしアパートは1年契約がほとんどで、たとえば「2019年5月から2020年12月まで」という契約はしづらいことが多く、驚きました。この場合は「2019年5月から2021年4月まで」の2年間で契約し、2021年1月から4月まではサブリースで借りてくれる人を自分で探さないといけないそうです。

 

一方コンドの方は良い点も悪い点も「オーナー次第」。契約期間については臨機応変に対応してもらえる可能性があるものの、オーナーによっては無理難題をいわれることもしばしばです。それ以前にオーナーから返事が来ないこともしょっちゅうです。

実際私たちも一度コンドの交渉をしましたが、申し込みをしてから返事が来たのは1週間以上経ってからで、「借り手候補が数人いるので、最も条件のいい人に貸す」という「コンペ」のような内容でした。アパートと違い、上記の例だと2020年末までの契約はできそうだったものの、それより早く家を出ることになった場合でも2020年末まで家賃は全額払わないといけないなどなかなか厳しい条件でした。

この方に限らずアメリカでは貸し手が強く、借り手が強く保護されている日本とはかなり違うようです。日本では1ヶ月や2ヶ月前に解約を申し出れば賃貸をやめられるのが当たり前と思って過ごしていましたが、何事にも文化差はあるんだなと感じました。

 

そもそもHPに書いてある部屋の情報(広さや入居可能時期など)が事実と違うこともままありました。電話では問い合わせに応じてもらえず管理会社を訪問すると「(HPに出ていた)物件なんて空いてないよ」といわれたり、内覧に行ったのに鍵が開かなくて入れなかったり、こちらの担当の不動産屋さんから「相手方のエージェント(不動産屋さん)に嫌われると契約しないよう嫌がらせされる」などと聞かされたり(アメリカって感情論ではなく理性の国なんじゃないの!?意外!?)、アンビリバボーなことの連続でした。

 

物件探しひとつとっても、HPの情報は基本的に正しく、指定された時間に行けば内覧させてもらえて、正式な手続きを踏めば手を挙げた順に借りる権利がもらえる日本は、「ちゃんと」しているんだなと実感しました。

もちろんアメリカの「おおらかさ」に救われることも数知れず、なのですが。それについてはまた別の機会に。。。