筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)で辛い日々…でも社会復帰したい!

20年以上にわたり筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群と闘いながら考えたことを整理しています。時折ひとりごと…

好きな服を着るのでいいじゃない!!

アメリミシガン州にて)

日本では、「40代にNGな服装はこれ!」とか「4月に厚手のコートは野暮ったい!」とか、そういった特集をよく目にします。

正直、うんざりです。海外かぶれと思われたくないのですが(このあたり、まだ私が人目を気にする典型的日本人を脱却できていないところ)、好きな形、好きな色の好きな服をどんどん着られる日本になって欲しい!!!と切に願います。

 

アメリカではわりとご高齢のご婦人方も、明るい色のトップスや短いスカート、体のラインに沿ったワンピースなどを「普通に」着ています。「この歳でこの格好は恥ずかしいかしら」なんて価値観が元々なく、堂々と(現地の人にとってはあくまでも「普通」に)着ています。楽しそうで、明るくて、とても素敵です。私が明るい色のニットを着ていたりすると「素敵ね!」と褒めてくれたりもします。そのような環境にいると「年齢に囚われず着たい服を着ていいんだ」って感じることができて嬉しくなります。解放され、自由な気持ちです。

 

年齢に囚われないだけではなく、「この季節にこの服装は暑苦しいかしら」というようなことも気にしなくなりました。そもそも色々な人種がいて体感温度もまちまちなんですよね。マイナスの気温でもダウンの中は半袖!という人たちを見ると、「今の季節はこの格好が標準」なんて考え自体がナンセンスに思えます。「世の中の標準に合わせなきゃ」という考えが存在しないというのは、経験してみると大変楽なものです。今までいかに「流行り」「普通」に囚われていたのか思い知りました。「見た目はもちろん、中身も人はみんなバラバラである」ということを日本にいるより強く感じる経験は、私にとって貴重なものとなっています。体調面でアメリカに住むのは不安が大きかったですが、今は感謝しています。

 

もちろん治安面などからいかにも日本人として目立つのは避けた方がいいケースもあるかとは思いますが、したい格好をどんどんしていきませんか。「40代になると膝の上も二の腕もたるんでくるから、膝丈スカートやノースリーブはNG」「Vネックはイタい」なんて記事は悲しいです。それらに洗脳されて委縮するのはもったいないです。こういった記事を無視する読者が増えて、記事自体がなくなっていくことを願います。素敵!と思える服に出会ったら、「若作りかな」「イタいかな」などと気にせず堂々と楽しめる文化になりますように。