筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)で辛い日々…でも社会復帰したい!

20年以上にわたり筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群と闘いながら考えたことを整理しています。時折ひとりごと…

バカなふり

時代のせいかもしれませんが、私が学生の頃や社会人だった頃(2000年前後から2000年代)、「頑張ることや一生懸命なのはちょっとかっこ悪い」「特に女の子はちょっとくらいバカな方がかわいい(賢い女性はモテない)」というのが通説でした。大きな声ではいわなくても、男性の中には「自分より頭のいい女性は遠慮したい」という空気があったと個人的には思っています。

 

私は東京大学出身ですが、大学名をいうと一般的に「引かれ」ます。学生時代は大学名をいうと「あ、そうなんだ・・・」という空気になりましたし、「世界が違う」といわれたこともあります。就職時には「東大卒の新入社員はいらない」とはっきりいわれたこともありました。直接会ったことのない人からです。とてもショックでした。そのため、「分かりません」「何も知りません」などと、バカなふり、知らないふりをするのが私にとってデフォルトになっていました。その方が嫌われなかったのです。

頑張って受験勉強をして入ったのに私にとって大学名はコンプレックスで、ずっと隠して生きてきました。そんなこと気にせず堂々としていれば良かったのですが嫌われたくなくて…

 

アメリカでとてもいいなと思うのは、頑張ることをよしとする価値観が根底にあることです。それは日本の古い企業にあるような精神論(「熱があっても気合で下げろ!」みたいな)とも異なり、本質的に頑張ること、努力すること、学ぼうとすることを評価してくれます。

また女性でもintelligent であることが評価の形容詞として選択される点が日本と違うなと感じます。バカなふりや知らないふりをしなくていいのです。頑張っていることも知っていることも隠さなくていいのです。日本での誉め言葉は「女性らしい」「優しそう」「上品」「やわらかい雰囲気」というのが大半で、若干フェミニストのケがある私としては悩んできたのですが、intellgent といってもらえると心の底から嬉しいです。できることを頑張ろうと思います!