筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)で辛い日々…でも社会復帰したい!

20年以上にわたり筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群と闘いながら考えたことを整理しています。時折ひとりごと…

independent でいること

アメリミシガン州にて)

「配偶者の転勤について来た妻」がたくさんいます。いわゆる「駐妻」という存在です。私自身もそれにカテゴライズされるのですが、私はこの言葉、ひいてはこの状況がどうしても嫌なのです。

元々キャリア志向だったこともあり、自分の力で海外駐在したかった・・・あるいはMBAなどで海外居住をしたかった・・・

誤解されては困るのですが、専業主婦の方をどうこういっているのではありません。むしろ尊敬しています。「仕事したいかしたくないか」「結婚したいかしたくないか」など人はそれぞれ違うと思いますし、何が正しくて何が正しくない、なんてことは一切ないと思っています。

ただ単に、私は仕事がしたかったのです。結婚はしたくなくて、もしするとしたら専業主夫になってくれる男性がいいと思っていました。それが体調面で叶わず今に至るために、堂々と「夫の仕事について来ました」といえない、いいたくない自分がいるのです。

 

でもそんな自分に負い目も感じていました。「働けもしないのに自分の力で来たかった」なんて、どの口がいうんだ、と。日本では「かわいげがない」と認定されるタイプです。

 

しかしその私の感覚をアメリカでは尊重してもらえるのです。「尊重」なんて大げさなものではなく、「働きたい人もいるよね」「夫について来るのではなく、自分の力で来たかった人もいるよね」って単純に「受け入れて」くれる感じ。

私が正直に「夫について来たっていいたくないし、その状況には複雑な思いを抱えている」といってみたところ、「あなたはインディペンデントでいたいのね、それはナチュラルな感覚よ」といってもらえました。

自分の「かわいげのない」ところに負い目をずっと感じて生きてきた私は、その一言で急速に救われる気がしました。大きく息を吸えるような感じです。「あるがままの私でもひょっとしていいのかも?」って初めて感じられた…涙…

今までも時折感じてはいましたが、私にはアメリカの方が住みやすいのかもしれません。インディペンデントでいることを良しとしてくれる、女性にかわいげを求めない、人はみなバラバラで違っているのが当然で自然なこと、など・・・日本に戻ってもこの感覚を忘れないで自由に生きていけたらいいな・・・