筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)で辛い日々…でも社会復帰したい!

20年以上にわたり筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群と闘いながら考えたことを整理しています。時折ひとりごと…

自己責任

アメリミシガン州にて)

想像はしていましたが、アメリカでは「自己責任」の考えが徹底していると感じます。徹底というよりも、人々の価値観の根底に横たわっているイメージでしょうか。「徹底させなきゃ」と意識すらしていないんだと思います。

会話をしていてもしばしば It's up to you. といわれます。「あなたが決めて」と訳してしまうと「決められないからあなたが決めて」という日本的なニュアンスを帯びてしまいますが大きく異なります。「自分で決めなさい、そしてその結果の責任は自分で負いなさい」ということなんですよね。

 

あらゆるレストランで食べ残したものを持ち帰ることができます。いわゆるドギーバッグというものですが「Can I have a box?」でOKです。一度にたくさん食べることができない私にとっては大変ありがたいシステムです。日本でもメジャーになったらいいのにと心から思いますが、日本では「衛生上の問題があって」と断られます。それって、持ち帰って食中毒にでもなった場合にお店が責任を負えない(負いたくない)からなんですよね。でもでも、持ち帰った食料でたとえ食中毒になってもお店のせいになんてしないから!と思ってしまいます。アメリカでは「持ち帰る人の責任で持ち帰る」という考え・感覚が徹底していて、「何かあったらお店が責任を…」なんてことは全く考えもしないそうです。

 

日本の観光地では当たり前の「柵に持たれるな」「危険!」といった看板も皆無です。体を乗り出して崖から落ちたらそれは乗り出した人の責任ということ…厳しくもありますが、看板だらけで興ざめの日本の観光地と比べると景観を思いっきり満喫することができます。この意味で日本は過保護なのかもしれません。