Good try!
前回の「いったもん勝ち」と似た話ですが、アメリカではどうやらtryすることそのものが重要なようです。
印象的だったのはクレジットカードの審査。コストコのクレジットカードを申し込んだのですが、アメリカの駐在日数が短くクレジットポイント(クレジットカードを作るために必要な信用度を数値化したもの)が不足しており、審査に不合格でした。私としては想定内だったのですが、コストコの店員さんにその旨伝えたところ、「電話してなぜ審査に通らなかったのか聞きなさい!」と。え・・・?日本ではお国や銀行様がダメといったらダメで、その理由を聞くなんて考えもしませんでした。ましてやそこに交渉の余地なんてないですよね・・・?
でも「とにかく電話しろ、try it!」の一点張りなのです。
電話しました。
結果、「クレジットポイントが不足しているためカードは作れません」・・・だからいったじゃん!ダメだと思ってたよ!
と疲弊している私の横で店員さんは満足そうです。「残念だったわね、でも少なくともトライはしたからグッジョブ!(I am sorry about that, but at least you've tried! Good try!)」
私からするとどうせダメだと思っているのに電話して、時間も労力も無駄遣いすることに意味を感じない、それどころか「無駄」とすら感じるのですが、トライすることに価値があると心底思っているようです。もっというと、トライしないなんて理解できない!という雰囲気。
これは、一度断られても交渉すればカードを作れることがあるってことなのか?いやいや、そんな適当な審査あるか?でもデルタ航空のケースから考えると「いったもん勝ち」ということもあるのか?と、結局謎が深まる体験でした…