筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)で辛い日々…でも社会復帰したい!

20年以上にわたり筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群と闘いながら考えたことを整理しています。時折ひとりごと…

自己責任と人との輪

アメリミシガン州にて)

前回自己責任について書きましたが、突然頭に浮かんだ歌詞があります。

「もじもじ、しないで、恥ずかしがり屋、

 どきどき、一人じゃ、できないものさー

 わーいわーい、みんながー、集まるーだけでー、

 うきうき、始まるー、楽しいリズム―」

昔々教育テレビで放送されていた「歌って・ゴー」という子供向け番組のテーマ曲なのですが、アメリカの It's up to you. と真逆のコンセプトだなと感じます。

アメリカでは幼少期より、自分で考え、それを人に説明し、自分で決断することが求められます。もちろん幼少期に全ての決断を求められるわけではありませんが、少なくとも「自分で考えて決断することは良いことであり、大人になるにつれてそうなっていくことが『理想』であり『大人としてあるべき姿』である」という価値観が根底にあります。

一方日本では、「周りの人の気持ちを慮れる人になること」「周りの人と協力してやっていけること」などがより重視されているように感じます。「歌って・ゴー」のテーマ曲のように、物心つく前からこういった歌(ばかり)を耳にしていたら、そういう価値観に育つのは当然だろうと思います。

批判するつもりはなく、教育の影響って大きいなと思うわけです。本人無自覚のうちに、更に周りの大人も明確に「こういった大人になって欲しいからこの曲を聴かせよう」と思っているわけでもない環境下で子供の中で価値観が育っていく…それってとても強烈なことだと思うのです。いい意味でも悪い意味でも。

アメリカの子供向け番組では「自分で決められる大人になろう~」という歌が歌われているのでしょうか。気になるところです。

 

個人的には、「自分のことは自分で決定できること」も「周りの人の気持ちを想像できて、人との輪も保てること」も、両方大切だと思っています。できることなら自分の頭で考え、自分で決断し、その決断に責任を持つ人間、且つ、周りの人の気持ちも慮れる人間になりたいです。ハードルが高いですけれど・・・