筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)で辛い日々…でも社会復帰したい!

20年以上にわたり筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群と闘いながら考えたことを整理しています。時折ひとりごと…

携帯のシャッター音と盗撮

アメリミシガン州にて)

アメリカで生活をしていて居心地が悪いことのひとつに、スマホカメラのシャッター音があります。私はiPhoneを使用していますが、日本で購入したものなのでシャッター音が鳴ります。このシャッター音、鳴る仕様の国の方が圧倒的に少ないようで、2020年1月時点では日本と韓国のみだとか(appleからの正式な発表はないようなので間違っていたら申し訳ありません)。

日本でシャッター音が鳴るのは迷惑防止条例によるもので、たとえば電車内での盗撮行為の予防のため。実際痴漢の多い電車で通学していた身としては、シャッター音は盗撮防止に一役買うだろうなと思います。

しかしアメリカでこのシャッター音が鳴ると…みなさんかなりの確率でギョッとされます。基本的に他人に(いい意味で)無関心なアメリカ社会ですが、たしかにシャッター音が鳴る文化にいない人たちの耳に突然この音が響くと驚かれるのも無理はないですよね。

私は病院で問診票や書類の写真を記録のために撮ることが多いのですが、この音で周りの方々を驚かせてしまうかと思うと、毎度躊躇してしまいます。

 

そもそもアメリカには盗撮や痴漢という文化が少ないのでしょうか。夏の間のボディラインに沿った服や胸の谷間ががっつり見えている服などは、日本では着ている方が責められてしまいそうです。アメリカではもちろんそんなことはなく、「お堅い」職業の方も着ています(政府高官の人のスピーチを見たことがある方も多いかと)。これは女性の「好きな服を着る自由」が当たり前に優先されている証で居心地がいいです。そもそも「体の露出」と痴漢や盗撮が紐ついていない、つまり体の露出イコール性的スイッチとならない文化なのかもしれません。

 

考えてみるとトイレも、アメリカでは扉の下が膝ギリギリくらいまで空いていますし、扉もきっちり締まらず1,2㎝の隙間が空いています。はっきりいって…見えます!最初は居心地が悪かったのですが、誰も覗かないし、中に人がいるか分かって便利!ということらしいです…この文化ではトイレの盗撮なんてありえないのかしら…この文化に慣れた人からすると、日本の公衆トイレで扉がぴっちり閉まるだけでなくその上と天井の隙間に金網やネットが張り巡らされている状態は、逆に異様に映るのかもしれません。

痴漢も盗撮も、「隠されるから見たくなる」という心理も関係しているのかも…?…

などなど考えると止まらず、本当はもっときっちり研究したいです。デリケートな話なので「ちょっと雑談」で聞けるものでもありませんし。研究のタイミグを探ります。