筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)で辛い日々…でも社会復帰したい!

20年以上にわたり筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群と闘いながら考えたことを整理しています。時折ひとりごと…

オンライン化と貧富の差

アメリミシガン州にて)

アメリカでは年収400万ドル以下の人の40%がコロナにより職を失ったそうです。

また大卒以上の人の63%が完全なテレワークに移行したのと対照的に、高卒以下の人でテレワークに移行したのは20%とのこと。

行政、医療、教育、民間企業全ての分野でオンライン化が日本より進んでいると思っていましたし実際進んでいるのでしょうが、同時に、貧富の差も日本とは比べ物にならない程大きいのだろうと考えさせられる記事です。

 

ミシガン州でもステイホームオーダー(外出禁止令)に反対する人たちのデモが続いており、賛成する人たちはそれに対して眉をひそめています。しかし外出禁止令によってテレワークに移行できる人や手当をもらえる人がいる一方で、今日明日の食費や家賃に即座に困窮する人が多いのも事実。単に「出かけられないのが辛い」という甘い理由ではなく、生きるか死ぬかの瀬戸際にいることによる抗議活動です。日本のように皆保険制度や生活保護制度が整っていないアメリカでは貧困層の更なる貧困化が問題になっていることもあり、「抗議している人たちはコロナを甘く見ているのではないか、何をを考えているんだ」と簡単に断じることができない、難しい問題です。

 

なお日本で問題になっている、感染者(特にその中でも「問題ある」行動をとったとみなされる感染者)を特定し、脅迫めいたネットへの書き込みすらなされているというニュースはアナーバーでは聞いたことがありません。新聞やニュースに日々触れている知人も聞いたことがないといいます。感染した人に対して距離を取りたがる心理は理解できるものの、問題行動を吊し上げる心理はいまいち理解できないようでした。それが文化差によるものなのか他の要因が大きいのか、気になります。